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2009年10月16日

山口蓬春記念館「山口蓬春と加藤栄三展

神奈川県立近代美術館『み白樺』誕生100一白樺
 ご案内人 嶋田華子(白樺展企画者)

 霧島より桜島  梅原龍三郎氏筆 
山口蓬春記念館「山口蓬春と加藤栄三展
 【梅原龍三郎画伯 及び 木下利玄の會孫に成られます 嶋田華子様】
 (絵葉書)文化歴史資料館.所蔵品

第34回 冬めく遠足「白樺の百年を歩く」の参加者を以下の
通り募集いたします。参加ご希望の方は学会事務局までお申し込み
ください。
 文化資源学会 
日時 11月21日(土)13:30~17:00

場所  山口蓬春記念館「山口蓬春と加藤栄三展」

   神奈川県立近代美術館葉山「『白樺』誕生100年-白樺
派の愛した美術展」   

案内人 嶋田華子(白樺展企画者)

募集人数 30人

趣旨

 本年は、武者小路実篤、志賀直哉らが創刊した文芸雑誌『白樺』の創刊
100周年にあたります。
1910(明治43)年の創刊当時に、20代であった白樺同
人は、大正期の個性を尊重する思潮を背景に、個人主義的な理想を
追求し続け、関東大震災によって終刊するまでの14年間、毎
月雑誌を発行し、その数は実に全160巻を数えます。『白樺』
は文学にとどまらず、誌上に西洋美術の紹介記事や図版を掲載し、
また展覧会を主催することを通じて、多くの西洋画家・彫刻家およ
び作品を紹介しました。ゴッホ、セザンヌ、ロダンなどは『白樺』
によって初めて本格的に紹介されました。
 本展覧会では、『白樺』掲載作品、主催展覧会出品作品を中心
に、関連作品、白樺同人に関する資料など、約200点を「西洋
美術への熱狂」「白樺派の画家たち」「理想と友情を求めて」の3
部に分けて展示します。
 日本における西洋美術の受容を明らかにするのみならず、現代に
生きる我々の西洋絵画に対する嗜好が、実は『白樺』によってリー
ドされていることに気づかれることと思います。
 この他、当時の若者はなぜモノクロの図版でこれほど西洋美術に
熱狂できたのか、展覧会の会場はどのように作っていたのか、同人
の演劇や音楽会への関心など、様々な切り口で展示をご覧頂けます。
 また『白樺』全160巻が一堂に会し、そのデザインの多様
さ、木版から写真製版まで、装丁の変化を見てとることもできま
す。表紙の『白樺』という文字に限っても、児島喜久雄、岸田劉
生、富本憲吉らの同人の個性が表れ、グラフィックデザインとして
も優れています。
 近代日本において、西洋美術の窓口として『白樺』というメディ
アが息づいていた、その全貌を明らかにする展覧会です。
 今回の案内人は本展企画者です。2006年に梅原龍三郎没後
20年の展覧会を企画したことをきっかけに、梅原龍三郎の日本洋画
壇におけるデビューを主催した『白樺』に興味を持ち、梅原展に白
樺同人との交友を取り上げました。これを発展させる形で、「友
情」と「西洋絵画の受容」をテーマに、白樺創刊100周年展を
構想しました。展覧会実現に至る過程についても、お話します。

 【文化資源学会 事務局から会員連絡事項】
............................................................................
 文化資源学会会員 文化歴史資料館 館長 松井 淳
 http://www17.ocn.ne.jp/~bunka/
bunka.matsui@cyber.ocn.ne.jp
〒570一0035 大阪府守口市東光町2丁目19-1(大枝公園前.小さなビルの4階)

Posted by 松井君 at 15:18│Comments(0)
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